地道なことの繰り返し

誰かに料理を振る舞うことで営業に必要なスキルは鍛えられる

営業に必要なスキルを鍛えたければ今すぐに、料理を誰かに振る舞えば良い。書店に並ぶいわゆる「売れる営業マンになるために~」的な書籍を100冊読むよりもよっぽど効果的に成長が期待できる。

突然だが、これは最近私が焼いたバターロールだ。人生で初めて自家製パンを作った。

スーパーに行けば市販のパターロールなんて山崎製パンあたりのメーカーのものが200円もあれば6-8個入りが買えるのではないかと思うが、あえて手間をかけて生地から作ってみた。

実際に作ってみて今までに感じことのない感動を覚えた。

しかも市販の山崎製パンを圧倒する感動だ。

きっとこれが本業の営業力を鍛えるに違いないと確信しこの記事を書いた。

カタログやサンプルを見せるだけで買ってもらえるほど営業は甘くないということをバターロールを作る過程から読み取って欲しい。

結論から言うと、初めての自家製パターロールはめちゃめちゃ美味しかった。自分で言うのもなんだけど。

じゃあ市販の山崎製パンのパターロールが美味しくないかと言ったらそれは違う。山崎製パンのロールパンも美味しい。

でも明らかに前者の方が、作った本人も、一緒に食べてくれた嫁さんも圧倒的な感動とまた食べたいという感情を引き出した。
幸福感に包まれたのだ。じゃあ何が違うのか。ここに売れる営業マンになるためのヒントが隠されている。

それはズバリ、パンが焼き上がるまでのストーリーだ。

薄力粉と強力粉、卵、砂糖、バターの分量を計り、腕と手が腱鞘炎になるくらい何度もこねる単純作業を繰り返す。

こねている間は大好きなスマホも触れないが、美味しいパターロールが、焼き上がるのを頭で想像しながら無心で続けるのだ。

関係ないがパターロールにはびっくりするくらいバターが入っていることを初めて知った。世の中には、パターロールにバターをつけて食べる人もいるから、合わせると物凄い量のバターを摂取していることになる。
話は逸れたが、そんなこんなで300回くらいこねた生地が手にまとわりつかないレベルまでまとまってくる頃がいつか訪れる。

それから、なんと1次発酵。2次発酵と2回も発酵させる。

均等に切って、寝かせて、そして雨玉模様に綿棒で伸ばしてグルグルに巻く。

それから卵と塩を混ぜたドリール(溶き卵をかっこよく言った言い方)を塗る。
あとは焼くだけ…ここまでが大変。

そして待つこと30分で、完成。

あとは美味しいコーヒーを淹れて朝ごはんに嫁さんと食べればまあ喜ばれるわけです。

さてここまではただの雑なパターロールの作り方説明だが、本題はそこではない。

本題は誰かに料理を振る舞うことで営業に必要なスキルは鍛えられる、そしてズバリ売れる営業マンになるためのヒントはストーリだとも書かせてもらった。

ここまで読んでくれた人は、営業マンの男がパンを作る流れに物珍しさと新鮮さ、そしてどう営業に繋げてくるか期待して読み進めてくれたと思う。

ズバリ答えは、そこにある。

これまでの人生でパターロールを一度も食べたことない人は100人中1人もいないのではないだろうか。

一方で、自家製パターロールを食べたことがある人は100人中10人くらいはいるのではないか。

ところが、営業マンの男が作る自家製パターロールを食べたことがある人は100人中限りなく0に近いのではないだろうか。

まあでも少なからずこの記事と掲載されている画像を見て食べてみたい、自家製パンの焼き立ては最高だろうなーとか思ってくれてたらありがたい。

こんな感じのストーリーと、育児で疲れた嫁さんに喜んでもらいたいという作り手の気持ちも大いにこのパターロールには込められている。

それは嫁さんが1番感じ取ってくれたのではないかと思っている。

まとめにはいる。

1.営業マンは自分の頭と身体をフルに使ってまずは自分で何でも試してみること。実際に試した人でしか分からないストーリをお客さんに説明することができる。逆に言うと、それができていないと薄っぺらい。カタログとサンプルだけ見せて買ってもらえるはずがない。

2.自分のストーリーが詰まったものをお客さんが喜んでもらえることを何よりも願うこと。そしたら細かいことでも創意工夫を自然とできるようになる。なぜなら喜んでもらいたいから。

以上、みんなパンを焼こう。